未来の先生達を支えるプロジェクト
教員養成支援プロジェクト
1. 奨学金支援
事業期間:フェーズ1:2008年 – 2019年
教員養成学校のない国境に面するプレアビヒア州、スタントレン州、モンドルキリ州、ラタナキリ州、コッコン州の研修生は、首都プノンペン中学校教員養成学校(RTTC)及び小学校教員養成学校(MTTC)で寄宿生活を送りながら2年間の研修を受けなければなりませんでした。当支援事業は、人材育成を通じて、地方における初等中等教育の質的改善をはかることを目的として始められました。
1) 生活支援、教科書支援
教員養成所の無い国境に面した地方出身のプノンペン教員養成学校研修生に対し、生活費捻出のためのアルバイトの負担を減らし勉学に集中できるよう1人当たり月15ドルの奨学金を支給。
2) アンコールワット研修
将来教師として、子供たちにクメール人としての誇りを伝えていくために、世界遺産アンコールワット遺跡群で自国の歴史と伝統を学ぶ、3泊4日のシェムリアップスタディーツアーを支援。
3) 海外研修
選抜された成績優秀生を対象に、海外の教育現場の視察と教育者との交流を支援。


2. 読書リテラシー能力向上支援
事業期間:2021年
教員養成大学の研修生たちが、読書を通じて、読む・書く・話す・聞くといったリテラシー能力を獲得する経験を通じ、将来、子供たちに読書を推奨できる教師になることを目指します。
2.1 読書リテラシー開発カリキュラム制作支援
アルムナイ教員達と協働のパイロットを通じて、教員養成研修生用の読書リテラシー教科カリキュラムを開発。
3. クラブ活動支援
事業期間:2019年 –
伝統芸術を中心とした課外活動への支援。クラブ部員は卒業後、赴任する地方の学校で、正規授業で実施されていない芸術等の情操教育科目の担当教員として活躍するためのスキルを習得します。
<TEC芸術クラブ>
- アプサラ舞踊(世界無形文化遺産)
- モンキーダンス:ラコーンコル / Lakhon Khol(世界無形文化遺産
- クメール演劇ラコーンニジェイ / Lakhon Nijyei
- 絵画
- 伝統音楽
